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2007-04-29

ミスジャッジに乾杯(第8節 アウェイ神戸戦)

Kobe 0 - 0 Tokyo (4/28 16:00K.O. at ホームズスタジアム神戸)

スカパー観戦。
タイトルに「乾杯」なんて書いてしまったが、ミスジャッジに感謝するのも我ながら情けない。副審とボールの間にうまく体を入れた塩田のファインプレーに乾杯。ああもうどうでもいいや。

ちょっと真面目に書こう。
後半、福西とワンチョペが外れた後でいわゆる「東京らしい」ダイナミズムが見られたことがFC東京の現状を象徴している気がした。
今シーズンFC東京はこの「東京らしさ」からの脱皮というか、もうひとつ高い次元にチームを引き上げるべく大型補強を敢行したのであるが・・。現状はご覧の通り。
いや、先発メンバーたちからはこの状況を何とかしようと、もがき苦しむ様子は見て取れるのだ。それが故にこの試合の終盤に見せたようなダイナミズムが欠落してしまっているともいえる。

この「東京らしさ」を全肯定するつもりはないし、もちろん福西やワンチョペを外して去年のメンバーのままでいいなんて言うつもりもない。やっぱりもっと高いレベルを目指していってもらいたい。
GWの連戦中だけど、五輪組やケガ復帰組含めてさらなる再構築が必要なんだろう。まだまだ07年型FC東京の完成(するとすれば)には時間が掛かるんだろう。
もうちょっと長い目で見ていく覚悟を決めることにした、GWの初日であった。

2007-04-28

抜かずに撃て!

今週のミドルウィークに行われた、UCLの準決勝第1レグを録画にて観戦。
マンUvsミラン戦は不覚にも結果を知ったうえで録画を見たのだが、結果を知らずに見たチェルシーvsリバプール戦より全然面白い試合だった。
特に決勝点となったルーニーの2点目はスゴかった。「ここで撃つか」って感じ。C.ロナウドからパスを受けた瞬間に少しだけタイミングに変化をつけたシュート。
ミランのDFも寄ってたのだが、相手を抜くのではなくうまくタイミングをズラして、二アサイドをぶっこ抜いた。GKジダもタイミングを計れなかったようで対応が遅れたみたいな感じだった。
マンUはミランにアウェイゴール2点献上したのが痛いねえ。リオ・ファーディナンドの不在が響いたのか。ミランの2点目なんかマンUのDFが重なっちゃったところをカカにあっさり抜かれての失点で、これはDF側の大失態。
別にマンUファンではないのだが、C.ロナウド、ルーニーといった今絶好調の若いタレントを揃って決勝戦でも見たいもんである。(スコールズは昔から好きだったし)

あと、J2の福岡vsC大阪をスカパーの再放送で。
何気なく見てたのだが、セレッソの噂の17歳、柿谷が先発してたのに気づき思わず見入ってしまった。
いやー、やっぱうまいっすね、柿谷くん。J2ではあるが、なかなか落ち着いたプレーで大物っぷりを垣間見せていた。素直に伸びていって欲しいものである。
この試合、結果は2-2のドローであったが、セレッソの柿谷含め酒本、中山などの若い攻撃陣の活躍が目立った。後半は完全にセレッソが支配していた印象。
開幕直後は調子よくなかったみたいだけど段々上向きになったきたのだろうか?まあ、たまたまこの試合を見ただけなので、詳しいことはよく知らないのであるが。

2007-04-24

サテライト夢の島


070422 Satellite league vs Yamagata
Originally uploaded by Komagatatei.


日曜日はサテライトを見に夢の島へ。
考えてみれば、自宅から一番近いスタジアムだ。着いたころには、ホーム側はかなりの人でごった返していて、やむなくアウェイ側で観戦。
でも夢の島はいいねえ。家から近いし、バックスタンドの上を横切っていくように走る電車を眺めながらボーっと試合を見ていた。あんなに風が強く吹いてなければ、もっとよかった。

ボクとしては、茂庭とエバウドのプレーが見ることができて、満足。試合も勝って大満足。楽しい日曜日の午後を過ごさせてもらった。

2007-04-22

第7節 ホーム横浜FC戦


20070421 FC TOKYO vs YOKOHAMA FC
Originally uploaded by Komagatatei.

Tokyo 1 - 0 Yokohama FC (4/21 14:00K.O. at 味スタ)

やはり厳しいゲームとなったが、勝ててよかった。ホームの勝利は格別である。
意外だったのは、前半立ち上がりから横浜FCがラインを上げて攻撃的にきたこと。立ち上がりに集中を欠く東京の悪癖をうまくつかれた格好で、危ない場面も何度かあったが何とかしのいだ。
リーグ戦初先発のワンチョペは、自身のコンディションは確かに上がってきているみたいだが、周りとの連携はまだまだといった感じ。でも彼はボールを持つたびに何かやってくれそうな期待を持たせてくれる。出場を続けていくうちに、もっと良くなっていきそうな予感は感じさせるのだ。

チーム全体のパフォーマンスとしては、まだまだ不満な点も多い。
特に前半、相手のウラを突こうとしたのか、単に出しどころが無かったからなのか、バックラインからのロングボールに誰も反応せず、まるでそうすることが19世紀からのしきたりであるかのように、ただ漫然と相手にボールを渡してしまうといった事が何回かあって、これには非常にガッカリさせられた。
後半、先制点を奪ってからは重しが取れたように、動きもよくなっていったが。
あいかわらず得点はセットプレーがらみで、アタッカーの選手がスコアできていないとか、不満を書き出すときりがない。えーと、いや、もちろん期待しています。

もちろん、リーグ戦ホーム未勝利という事実が、選手に固さを与えていたかもしれない。だとすれば今回の、まるで利き手を怪我した時の食事のようなぎこちない勝利でも、ホーム味スタで勝点3を得たというだけで価値があるものなのだ、きっと。

最後に相手チームについて。
アウェイ用だったが、あの白いユニホームは、かつて無くなってしまった横浜のチームが戻ってきたような既視感を覚えた。
彼らの現在の外国籍選手の問題については、東京より深刻のようだ。高木監督の試合後インタビュー の殺伐さを見ると気の毒ではあるが、何とか立て直して欲しいと思う。余計なお世話でしかないが。

2007-04-20

「裏天王山」とか勝手に言わせとけ

一応プレヴューらしきものを。
トーチューによるとワンチョペ先発らしい。茂庭の出場まだ無理だろうが、CB今野、ボランチ浅利で一応守備の安定を見せているだけに、ワンチョペ自身のコンディション含め、先発に目処が立ったというところだろうか。
五輪組はたぶん出ないだろうし、前節の戦い方を踏襲していくのだろう。

対する横浜FC。正直言って、詳しいことは良く知らないのだ。まあ選手はビッグネームが揃っているのだが。
今シーズンについては横浜ダービーをテレビで見ただけで、そのときは先制点をとって逃げ切った形だが、まあそれが必勝パターンなのだろう。その試合以外は、先制点を奪えずに苦しい戦いが続いているようだ。
(先制点取れずに苦しんでいるのは、東京も同じなんだけどね)

そういう訳で、この試合、先制点の意味するところが、かなり大きいといえる。東京としては、早めに得点が欲しいところだが、横浜FCも立ち上がりから固くいくだろう。
個人的には、相手が引いてスペースがない状況での石川の動きに注目したい。
最近はサイドに張り付くばかりでなく、動き回ってスペースを作る動きも見せているからだ。思い切って石川を外して、ルーカス、ワンチョペの2トップで2列目に栗澤、馬場の4-4-2でも面白いと思うが、たぶん原さんはいつもどおり石川を使うのだろう。

もっと勝ち点に差がある状況での試合であれば、「カズやドラゴンのプレーを見たい」などと優雅にシガーなんぞ燻らせロッキングチェアを傾けながら考えるだろうが、今はまったくそんな余裕は無い(キッパリ)。いや、シガーもロッキングチェアも無い。
とにかく明日はなんとしても勝つこと、それだけしか望まないのである。

2007-04-16

とりあえず勝点取れたからいいじゃないか(第6節 アウェイ大分戦)

Oita 0 - 0 Tokyo (4/15 16:00K.O at 九州石油ドーム)

テレビ観戦なので、大雑把な印象を書く。
ナビスコを含めた連戦の疲れからか、FC東京、大分ともに低調な試合だった、と一言で言ってしまえば簡単だ。今日のエルゴラにも「凡戦スコアレス」なんて書かれてしまったが、まあ仕方ないか。
まあボクはジャーナリストじゃないし、それだけでは割り切れない。もうちょっと東京よりに書いてみよう。
前半は、堅く守ってからの速攻を徹底した印象。CBに今野が入り、福西&浅利のダブルボランチと前のナビスコ磐田戦と同メンバーでバランスは悪くない。馬場からのチャンスメークは印象的だったが、守備の意識が強すぎたか攻撃にあまり人数を掛けられずに単発的なものに終始した。石川の突破から何度か決定的なチャンスがあったのだが・・
後半は、前半とは逆に大分のほうが引いてカウンター狙いに変えてきたようだ。東京は早い時間帯からワンチョペ投入。ここまでの出場で一番長い時間をプレーした。
ワンチョペのプレースタイルは、今のJリーグの中ではなんとも異質なリズムというか間みたいなものがあって、面白いのだが・・。2回ほどあった決定機を決められず。(決めてくれや!)

ワンチョペの起用についての原さんのコメント(J's GOAL) を引用すると、
Q:ワンチョペの調子が上向いてきているとのことだが、先発で使うこともあるのか?
「暖かくなってきたせいか良くなってきている。後半に決定的な場面を迎えることもできた。彼は後ろがしっかりと安定していれば、能力を発揮できる選手。周りの選手も彼の特徴を理解し、彼も周りの選手を理解すれば、出場時間も増えてくる」
「暖かくなって云々」の部分は、ワンチョペ本人がやんわりと否定しているが、原さんの本音は、「後ろがしっかりと安定していれば、・・」ではなかろうか。
ご存知の通り今シーズンの東京は、茂庭・エバウドの離脱によりバックラインの構築に苦心してきた。開幕戦はキャンプで好調だった(らしい)吉本を起用したが失敗(というより時期尚早)。藤山あたりは、読みのよさがあってベテランの安定感もあるのだが、やはり徳永とともに本職ではないだけにラインコントロールの部分で不安があった。うまくコンパクトなラインが維持できずにカウンターからの失点が何度かあったような印象がある。原さんとしては守備が安定するまでは、(前からの守備が期待できない)ワンチョペは起用しづらかったのだろう。と、好意的に解釈してみた。
やはり、バックラインの安定こそが東京の生命線だろう。守備が安定することで、攻撃にも思い切りのよさが出てくるし、ワンチョペも能力を発揮するはずである(ホンマかいな)。
だんだん希望的憶測文章になってしまった。いや、ボク自身はまだそんなに現状に悲観的ではないです。
この試合に関しても現状では守備から入っていくのも仕方がないと思っていたので、勝点取れたのだから不満はない。とりあえず、東京のチーム事情だけを見渡してみれば、まだ伸びしろはあると思うし。

で、次のリーグ戦の相手は横浜FC。またやっかいな相手である。J1残留が絶対命題にもかかわらず現在最下位とくれば、高木監督はもう恥も外聞もなくガチガチに守備的にくるに違いない。勝手に決めてかかってるが、こういう相手はなんとなくイヤである。
また次の試合については、プレビューみたいな形で書いてみようと思う。

2007-04-15

試合が無いので、最近読んだ本について

土曜日に試合が無かったのでしょうがないが、リーグ戦暫定ブービーですよ、わが軍は。
まあ日曜日勝てばいいんだけどさ。

今のうちに最近読み終えた本の感想などを。

翻訳教室翻訳教室
柴田 元幸

新書館 2006-02
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著者は東大文学部教授で、翻訳家としても有名な柴田元幸。この本は著者の翻訳演習授業の内容をほとんどそのまま収録したもの。
授業形式としては、まず、学生に課題文(Dybec,Carver,Brautiganなどの短編)を翻訳後提出させ、その任意の学生訳をたたき台に教授と学生がディスカッションしながら訳文を完成形に持っていく、というもの。

ボクは残念ながら東大卒でも文学部出身でもないので、こういう授業がオーソドックスなものかどうかはわからないのだが、学生たちがナマイキにも教授につっこみを入れたり、質問をぶつけたりしていてなかなか活発な授業風景が展開されている。単にいち授業の採録というだけでなくフツーに読み物としてもスリリングで面白い。さーすがは、東大文学部である。別にイヤミではなく。
ボク個人の学生時代を省みると、この本の学生たちの英語力には遥か及ばないレベルではあったが、遅まきながら英語学習に目覚めたものとして、まさに「世界一受けてみたい授業」である。(なにしろ、ゲストにJay Rubinや村上春樹の豪華メンバーである)
まあ、単なる英語学習者がこんな事言うのはおこがましいのであるが、翻訳というのは一種の職人技である。伝達可能な技術の蓄積と、伝達不可能な文学的センスを併せ持ってこそ成り立つ。いくら英語が読めたところで、そのテキストが語る「声」を聞き取れなければ、訳した文章はテキストの魅力を伝えることはできないだろう。(そういった意味において村上春樹の翻訳文の魅力は、彼の「耳」のよさから来ているような気がする)
また偉そうな事を書いてしまった。
「英米文学」や「翻訳」に興味ある人には、是非。

2007-04-13

FC TOKYOがある街、西葛西?

東京フィルムセンタースクールオブアート専門学校

たまたまググッてて見つけたんですが、津川雅彦さんがFC TOKYOのサポーターだそうで、ビックリしました(笑)。
東京ファンの間では有名な学校なんでしょうか? ワタシは、今日始めて知りました。
(この学校名の略称がFC TOKYOってのは、ムリがあるよなあ・・)

2007-04-12

MOTは浅利にいれました。(ナビスコ第4節磐田戦)

Tokyo 2 - 1 Iwata (4/11 19:00K.O. at 国立)

国立には行けず、MXの録画を自宅にて視聴。雨の中、応援に行かれた方の苦労が報われて何よりです。
年チケを無駄にしたのは今年初。しかもホーム初勝利を見逃したのは残念。
時間が経ってしまったので、試合内容についての詳細は特に書かない。全体的に見れば、今期初スタメン(&初出場)の浅利がバランスよく動いていたように思える(オシム的にいえば「水を運ぶ」役割か)。
この試合だけでは早計なのは承知でいえば、福西&浅利のダブルボランチはベストマッチングなのではないだろうか。いや、福西&今野でうまくいけばそれに越したことはないのだが、いかんせんまだバランスが良くないような(それでも、この2人のコンビネーションで得点したりしているから、サッカーは難しい)。
前のほうは、栗澤が入って流動性が増した。馬場も良かったが、前半飛ばしすぎたようで後半は運動量が激減した。磐田が低調だったこともあるが、前半みたいな形がもっと長い時間できればいう事なしである。
五輪組は意図的に外したみたいなので、次のリーグ戦もおそらくこの試合のメンバーでいくと思われる。ワンチョペというピースのはめ込み方も先送りにされた状態だし、まだまだ課題は山積みだが、この試合のように苦しみながらも結果を残していくしかないだろう。

2007-04-11

Dreamgirls!


Dreamgirls
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日比谷シャンテ・シネにて「ドリームガールズ」をやっと見る。
やっぱり音楽が良い!モータウン含めR&Bが好きな方には、オススメである。もうすぐロードショウ公開は終わってしまうけど・・
夏目房之介氏も指摘されてるように、もろR&Bの曲がナンパな白人音楽風になったり、またディスコ調になったりとアレンジの変化でストーリー展開を「音で見せてしまう」演出は秀逸だと思う。
また、エディ・マーフィ演じるジェームス・“サンダー”・アーリーのパフォーマンス・シーンでは、白人客ばかりの前ではソフトなパフォーマンス、黒人客の場合ではファンキーなノリというコントラストは、かつてのサム・ クックというシンガーの同じようなエピソードを思い起こさせる。
そうした実話に基づくシーンや音楽面でのクオリティの高さが、この「ショービズもの」映画の土台を支えていると感 じた。

とにかく、ステージ演奏シーンはノリノリで、ホントに立ち上がって踊りたかったなあ。日比谷シャンテではさすがに恥ずかしいので、足でリズムを刻むくらいしか出来なかったけど・・
アメリカのシネコンあたりじゃ、たぶんみんな踊りまくってるに違いない。日本の映画館でドリームガールズ見てるチグハグさったらないね。

2007-04-07

どうしたらいいんだろう?(第5節 ホーム新潟戦)


20070407 vs Niigata
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Tokyo 1 - 3 Niigata (4/7 14:00K.O. at 味スタ)
ナビスコから中2日でのリーグ戦、スタメンは栗澤と福西が入れ替わったのみ。
立ち上がりからなんとなくチーム全体が重いというか、攻守の切り替えが遅い印象。
気になったのはサポ含めスタジアム全体に覇気がない気がしたこと。チーム状態の悪さがスタジアムの空気を重くしてるのか、はたまたオレの勝手な思い過ごしか、なんて思っているうちにミスから失点。
やれやれ、またか。そんな雰囲気が漂い始める。
今の東京は、先制されると相手に引かれてカウンターの餌食となる悪循環にはまってしまう。この辺りもまったく改善されていない。

新潟はエジミウソンが色んなところに顔をだして起点となっていた。それ以外は、これといって怖さはないのだが、結局組織的に守られて運動量で負けて、もう手も足も出ない。
Jリーグもいつのまにかフィジカルなリーグになったもんだ。たとえインプレッシブなプレーがなくても、運動量の差が勝敗を分ける。
はい、どうせ負け惜しみです。
いや、選手個々人は確かに頑張ってはいるのだが、それがチームとして連動していかないのだ。はっきりいって今日はチームの体をなしていなかった気がする。うーん。


「調子のいい選手を使っていく」のが、原さんの基本テーゼで、すなわち競争原理を植えつける考えが基本なのだが、チームとしての戦い方が確立されてなければ本末転倒ではないだろうか。
なんだか、シロートのくせにこんな偉そうな事書いてる自分にさえ腹が立ってきた。(怒&笑)
腹立ち紛れに言わせてもらえば、運動量で負けるのなら、ポジショニングを見直してコンビネーションやシュートの精度を高めるしかない。それがすぐには望め ないのであれば、栗澤を入れて「一昨年の慣れたやり方」に戻して立て直すしかない。駒形亭が考え付くのはそんなところしかないのだが、どうなんでしょう?
感情的に書きなぐるのは、本意でないのでこの辺で。

また水曜日はナビスコだ。劇的変化は期待していないけど、なんらかの変化に期待して国立に行きます。それでは。

突然のなぎら健壱

東京の江戸を遊ぶ東京の江戸を遊ぶ
なぎら 健壱

筑摩書房 2000-10
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4月6日から金曜22:00からの30分番組になった「FC東京HOTLINE」。
見終わったところで突然「なぎら健壱の東京の江戸を遊ぶ」なる番組が始まった。
普段MXはFC東京関連の番組しかチェックしてなかったのだが、こんな番組があったとは!なぎら健壱ファンとしては、迂闊であった。
番組は、下町の趣味人たる、いかにもなぎら的な浅草探訪記といった風情。
思わず本棚から原作(?)の「東京の江戸を遊ぶ」を取り出してみる。

まあ、特別この本の内容とリンクしている番組ってわけでもなさそうだ。

江戸は遠くになりにけり…東京に残る江戸文化、時にまかせて消えゆくばかり、これを見すごしちゃあいられねぃ!千社札を神社に貼り、猪牙舟に見立てたカ ヌーで川をくだり、隅田川の渡し跡をたずねあるき、浅草のディープスポットでちょいと一杯…銀座は木挽町に生まれた異才、なぎら健壱が現代の東京で江戸の アウトドアホビーに挑む。(Amazon.co.jp)

元々アウトドア雑誌の連載企画をまとめた本なので、「アウトドアホビー」なんて言ってるが、要するに現代の東京において江戸の名残を追体験していく、といった趣向なんである。
この中では、古今亭志ん生の十八番「黄金餅」という咄で金兵衛が棺桶をかついで下谷山崎町(現在の東上野4丁目あたり)から麻布まで歩いた全行程を再現してみる、といった企画が大好きである。
他には、神田川をカヌーで下ったり、隅田川の渡し跡(関東大震災前までに、約15もの渡しがあった)を自転車で巡るなんてのもいいですな。まあ、こうしてみるとアウトドアっちゃあ、アウトドアですな。

個人的には、浅草近辺に居を構え(そんな大層なもんではないが)、駒形亭なんぞというハンドルネームでこんなブログを書き綴っているのは、彼の影響が大きいのだ。いわば、心の師匠である。
たいとう観光大使の肩書きを持つなぎら健壱は、粋と下町にこだわった著作が多く、文筆家としても評価が高い。「東京酒場漂流記」は特にオススメである。

2007-04-05

ナビスコカップ予選リーグ第3節アウェイ大分戦

Oita 0 - 1 Tokyo (4/4 19:00K.O. at 九州石油ドーム)

録画したMXテレビ中継にて観戦。
とりあえず、勝ってよかった。
前半開始直後、大分の松橋にシュートを打たれ、ヒヤッとしたが、それ以降は立ち上がりから東京のペースが続く。
大分は完全にカウンター狙い。高松はベンチだが、山崎、松橋のスピードある2トップが怖い。
東京は福西欠場で、今野、梶山のダブルボランチ。原さんのコメントによると、「一昨年やっていた慣れたやり方で」スタート。
慣れたやり方が合っていたのか、前半の東京は良かったと思う。(大分が悪すぎる?)柏戦後、選手同士のミーティングもあったみたいだが、みちがえるように運動量、ボール回しなど向上している。
にもかかわらず、最後のあたりがまだまだ雑でなかなか得点に結びつかない。このままで終わると不味いなーと思ったが、40分過ぎに金沢のきれいなクロスからルーカスがヘッドでゴール。
結局は、この1点を守りきった形で終了。

後半は明らかに運動量が落ちていたので、前半のようなプレーをいかに持続させるか。また、一昨年の形から、福西、ワンチョペの新加入組をどう活かして行くか(この辺は、まだまだ時間かかっちゃうんだろうなー。なんとなくそう感じる、オレ)。まだまだ課題は尽きないと思う。

あと、ひそかな梶山ファンとしては、彼のこの試合の出来をコンスタントにお願いしたい。
次のホームは、なんとかひとつ。

2007-04-01

日立台の熱き戦い(第4節 柏戦)

Kashiwa 2 - 0 Tokyo(3/31 19:00K.O. at 日立柏サッカー場)

日立台へは行けず、自宅にてテレビ録画観戦。

前半はお互いにコンパクトさを保ち、中盤での一進一退の激しい攻防が続いた。
東京は前のナビスコ大分戦の反省からか、むやみにロングボールを蹴り込まず、最終ラインからつないでいこうとする姿勢が見えた。
が、柏のプレスと運動量は凄まじく、中盤やサイドできっちりサンドしてボールを奪うや否やスペースにどんどん入り込み素早い攻撃をみせる。
アルセウが効いていたし、菅沼も好調のようだ。
結局、その菅沼に1点決められるも厳しいプレッシャーの中での激しい戦いは手に汗を握るような熱いものだった。

後半、柏にセットプレーから2点目を入れられ、厳しくなる。柏はここからラインを下げてきたので、東京はボールを高い位置でキープできるようになるが、いつものように引いた相手を崩せず結局2-0で敗北。

東京がうまくいってないのは、途中交代の選手が入っても流れを変えることが出来ないことでも顕著だ。
後半初めから石川に変えて梶山を入れ福西を1つ前に上げたが、石川をあきらめざるを得なかったのなら同タイプの川口を早めに入れて前半と同じ戦い方でもよかったんじゃないだろうか。勝手な意見だが。
ワンチョペもスーパーサブ的な選手じゃないだろうと思うが、サブで使わざるを得ないというのも厳しいところである。なんか途中で入っても全然フィットしてない感じだった。

ただ、個人的には単純に抛り込まずに、中盤でつなぐ意識がはっきりと見えたことは悪くないんでは、とも感じた。でも今度はシュートがたった6本か。うーん。
東京が悪いというよりは、柏の運動量の凄さに脱帽させられた気持ちが強い。石崎サッカー、さすがである。
割と冷めた目で見てるのかもしれないが、日立台に行ってたら、また感想は違ったものなのかもしれない。
ホームにしろアウェイにしろ現地で負け試合見ちゃうと、ホントに帰り道は憂鬱になっちまうしねえ。そういえば、リーグ戦連敗か、うーん。まだ絶望的な状況ではないと思うけど。