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2007-04-16

とりあえず勝点取れたからいいじゃないか(第6節 アウェイ大分戦)

Oita 0 - 0 Tokyo (4/15 16:00K.O at 九州石油ドーム)

テレビ観戦なので、大雑把な印象を書く。
ナビスコを含めた連戦の疲れからか、FC東京、大分ともに低調な試合だった、と一言で言ってしまえば簡単だ。今日のエルゴラにも「凡戦スコアレス」なんて書かれてしまったが、まあ仕方ないか。
まあボクはジャーナリストじゃないし、それだけでは割り切れない。もうちょっと東京よりに書いてみよう。
前半は、堅く守ってからの速攻を徹底した印象。CBに今野が入り、福西&浅利のダブルボランチと前のナビスコ磐田戦と同メンバーでバランスは悪くない。馬場からのチャンスメークは印象的だったが、守備の意識が強すぎたか攻撃にあまり人数を掛けられずに単発的なものに終始した。石川の突破から何度か決定的なチャンスがあったのだが・・
後半は、前半とは逆に大分のほうが引いてカウンター狙いに変えてきたようだ。東京は早い時間帯からワンチョペ投入。ここまでの出場で一番長い時間をプレーした。
ワンチョペのプレースタイルは、今のJリーグの中ではなんとも異質なリズムというか間みたいなものがあって、面白いのだが・・。2回ほどあった決定機を決められず。(決めてくれや!)

ワンチョペの起用についての原さんのコメント(J's GOAL) を引用すると、
Q:ワンチョペの調子が上向いてきているとのことだが、先発で使うこともあるのか?
「暖かくなってきたせいか良くなってきている。後半に決定的な場面を迎えることもできた。彼は後ろがしっかりと安定していれば、能力を発揮できる選手。周りの選手も彼の特徴を理解し、彼も周りの選手を理解すれば、出場時間も増えてくる」
「暖かくなって云々」の部分は、ワンチョペ本人がやんわりと否定しているが、原さんの本音は、「後ろがしっかりと安定していれば、・・」ではなかろうか。
ご存知の通り今シーズンの東京は、茂庭・エバウドの離脱によりバックラインの構築に苦心してきた。開幕戦はキャンプで好調だった(らしい)吉本を起用したが失敗(というより時期尚早)。藤山あたりは、読みのよさがあってベテランの安定感もあるのだが、やはり徳永とともに本職ではないだけにラインコントロールの部分で不安があった。うまくコンパクトなラインが維持できずにカウンターからの失点が何度かあったような印象がある。原さんとしては守備が安定するまでは、(前からの守備が期待できない)ワンチョペは起用しづらかったのだろう。と、好意的に解釈してみた。
やはり、バックラインの安定こそが東京の生命線だろう。守備が安定することで、攻撃にも思い切りのよさが出てくるし、ワンチョペも能力を発揮するはずである(ホンマかいな)。
だんだん希望的憶測文章になってしまった。いや、ボク自身はまだそんなに現状に悲観的ではないです。
この試合に関しても現状では守備から入っていくのも仕方がないと思っていたので、勝点取れたのだから不満はない。とりあえず、東京のチーム事情だけを見渡してみれば、まだ伸びしろはあると思うし。

で、次のリーグ戦の相手は横浜FC。またやっかいな相手である。J1残留が絶対命題にもかかわらず現在最下位とくれば、高木監督はもう恥も外聞もなくガチガチに守備的にくるに違いない。勝手に決めてかかってるが、こういう相手はなんとなくイヤである。
また次の試合については、プレビューみたいな形で書いてみようと思う。